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中河香理のコーナー


その4.「沙悟浄」
記:2003年8月23日(土)

「沙悟浄」東 顕司 「沙悟浄」衣装デザインスケッチ
第21回公演「西遊記」より、
「沙悟浄(東 顕司)」です。

男性のズボンを作るのは初めてで、ヒップラインとか、
ゆとりとか、全く分からなくて、何度も直しました。
上に着ているベストもどきは、富山市の朝市で破格で
手に入れた着物の袖を取っただけです。
所々にきらきら光る繊維が織り込まれてて、個人的に
すごく好きな衣装なんですが、これを着ての
出番って、ものすごく少ないんですよね。


そう。「ひょうたん」着てるときのほうが長い。
この「ひょうたん」は安田さんが造りました。
初めて着たその日に一度壊れたけど、すぐに
修復、補強。壊れてみないと、どこ直して良いか
分からないものですね。
そう。「ひょうたん」着てるときのほうが長い。

記録係からの補足です。
沙悟浄の「ひょうたん」衣装の補修は、
特に京田充弘君がやってくれました。
骨組みは、東延嘉さんが調達してくれた大判のボール紙で、
作成いたしましたが、所詮は紙は紙、京田君が中心になって、
アルミ製の補強盤などを取り付けてくれました。
汗にも衝撃にも強い「メタリックひょうたん」が、
完成いたしました。


「沙悟浄ひょうたん」スケッチ
見得を切る「沙悟浄」


写真撮影:勘坂政雄




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